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側頭筋ボトックスのエラボトックス 違い|効果・注意点を医師が解説

こんなお悩みの方におすすめ

  • エラボトックスを続けていたら、こめかみ付近が張ってきた気がする
  • 側頭筋ボトックスとエラボトックスの違いがよくわからず、どちらが自分に合うか迷っている
  • 食いしばりや側頭部の張りを自然に改善したいが、表情が不自然になるのが不安
側頭筋ボトックス エラボトックス 違いのイメージ|大阪・心斎橋BiBiクリニック

「エラボトックスを続けていたら、こめかみのあたりが張ってきた」というご相談が増えています。これは偶然ではなく、咬筋(エラ)と側頭筋(こめかみ)が連動して働いているために起こる現象です。

この記事では、側頭筋ボトックスとエラボトックスの違いを解剖学的な視点から整理し、どちらが・あるいは両方が自分に必要なのかを考えるための情報をお伝えします。大阪・心斎橋の当院で実際に多くいただく疑問に、できるだけ率直にお答えしますね。

側頭筋とエラ(咬筋)の違い|同じ「噛む筋肉」でも役割が異なる

側頭筋と咬筋は、どちらも「噛む」という動作に関わる筋肉です。ただし位置も働きもやや異なるため、ボトックスを打つ場所・目的・効果の出方も変わります。ここをまず押さえておくと、治療の選択がずいぶん見えやすくなります。

側頭筋はどこにある?その役割と張る原因

側頭筋(そくとうきん)は、こめかみから頭の側面にかけて広がる扇形の筋肉です。下顎を引き上げる(口を閉じる)動作と、下顎を後方へ引く動作の両方を担っています。

食いしばりや歯ぎしりが習慣になっている方は、この筋肉が継続的に緊張状態になりやすく、こめかみや頭側面に「ゴリゴリとした張り」や「締めつけ感」が出てくることがあります。また、エラボトックスを続けることで咬筋の働きが抑えられると、その補助として側頭筋への負担が増し、代償性に発達するケースもあります。「エラは細くなったのに、こめかみが気になりはじめた」という状態は、まさにこの流れで起きることが多いんです。

側頭部の張りがある方は、ここに慢性的な筋緊張が蓄積していることが多く、ボトックスによって筋肉の過剰な収縮を抑えることで、こめかみのふくらみを落ち着かせたり、頭痛や頭重感の軽減につながることがあります。ただし効果には個人差があります。

咬筋(エラ)の役割とエラボトックスの目的

咬筋は、頬骨弓の下からエラにかけて付着する、下顎を持ち上げる主要な筋肉です。食事のたびに使われ、食いしばりや歯ぎしりが強い方ではとくに発達しやすい部位です。

エラボトックスの目的は大きく2つあります。ひとつは咬筋を細くして輪郭を整える「小顔・輪郭形成」、もうひとつは筋肉の過剰な収縮を抑えることで食いしばりや歯ぎしりを和らげる「機能改善」です。当院では、この2つを切り離して考えず、どちらの目的が主軸かをカウンセリングで確認した上で治療設計を行っています。

咬筋がしっかり発達していて、かつ食いしばりが強い方はエラボトックスの良い適応です。一方で、咬筋の発達よりもたるみや骨格の問題が主因の方は、エラボトックスだけでは期待する変化が得られないこともあります。この見極めが最も重要です。

側頭筋ボトックスとエラボトックス|比較でわかる特徴の違い

2つの治療を並べて見ると、対象部位・目的・期待できる変化がそれぞれ異なることがわかります。

側頭筋ボトックス(こめかみ)

  • 対象部位:こめかみ〜頭側面
  • 主な目的:こめかみの張り改善・食いしばりや頭重感の軽減
  • 向いている人:エラ治療後にこめかみが張ってきた方・側頭部の緊張が強い方
  • フェイスラインへの直接作用は限定的

エラボトックス(咬筋)

  • 対象部位:エラ(下顎角付近の咬筋)
  • 主な目的:輪郭形成・小顔・食いしばり改善
  • 向いている人:咬筋が発達している方・エラの張りで輪郭が気になる方
  • たるみ主体の方は適応を慎重に判断する必要あり

どちらが合うかは、筋肉の発達具合・悩みの主因・現在の顔型のバランスによって変わります。両方必要なケースもありますし、片方だけで十分なケースもあります。

BiBi式 若返りカスタムヒアルとの組み合わせ|ボトックスだけでは補えない部分を整える

側頭筋ボトックスやエラボトックスで筋肉の緊張や発達を抑えた後、「顔が少しスッキリしたけれど、頬のあたりがこけて見えるようになった気がする」とおっしゃる方がいます。これはある意味、治療が効いているサインでもあるのですが、バランスの問題としてケアが必要になることがあります。

BiBiクリニック院長 山本幸一郎|大阪・心斎橋BiBiクリニック

筋肉を抑えた後に起きやすい「こけ・たるみ」の問題

咬筋や側頭筋の体積が減ると、それまで筋肉が支えていた皮膚や脂肪の「土台」が変化します。とくに40代以降では、もともと頬の脂肪が下垂しやすく、骨吸収も進んでいるため、エラや側頭部がスッキリした分だけ中顔面のボリューム不足が目立ちやすくなることがあります。

たとえるなら、大きな荷物を置いていた棚から荷物を減らしたとき、棚自体のへこみや傷みが見えてきた、というイメージに近いかもしれません。筋肉というボリュームが減ることで、その下の構造の変化が表面に出てきやすくなるんです。

こうしたケースでは、ボトックスで筋肉の収縮を抑えながら、頬やこめかみのボリュームをヒアルロン酸で補う「BiBi式 若返りカスタムヒアル」との組み合わせを検討します。単純にシワを埋めるのではなく、骨・脂肪・靭帯・影の構造全体を整えるアプローチで、小顔と若々しさを同時に設計するのが当院の考え方です。

年代別の治療設計の考え方

治療の組み合わせ方は年代によっても変わります。

20〜30代では、側頭部の張りや咬筋の発達が主な悩みであれば、ボトックス単体での設計が比較的シンプルです。顔のボリュームはまだ保たれていることが多く、筋肉を抑えることで輪郭が整いやすい年代です。

40代以降になると、頬のボリューム低下・骨吸収・皮膚の弛緩が同時に起きてくるため、ボトックスだけで輪郭を整えようとすると、かえってこけた印象やたるみが強調される場合があります。この年代では、筋肉を「減らしすぎない」設計を意識しながら、必要に応じてBiBi式 若返りカスタムヒアルで頬や側頭部のボリュームをサポートすることで、より自然で若々しい仕上がりを目指します。精神科医として培った傾聴力と、累計注入6,500件の経験を活かし、必要な量だけをご提案するのが当院のスタンスです。

ボトックスとヒアルロン酸、どちらを先に行うか

組み合わせ治療を検討する場合、順番と優先度はカウンセリングで個別に判断します。一般的には、まずボトックスで筋肉の状態を見てから、ヒアルロン酸の必要量や注入部位を判断するケースが多いです。

ボトックスの効果が出てきた時点(施術後数週間)で顔のバランスを改めて確認し、そこからBiBi式 若返りカスタムヒアルを加えるかどうかを相談するのが、無駄のない進め方です。何でもまとめてやるよりも、段階的に確認しながら積み上げる方が、自分らしい仕上がりに近づきやすいと考えています。

副作用・注意点と、失敗を防ぐための考え方

側頭筋ボトックスとエラボトックスは、適応と投与設計を間違えると、かえって顔のバランスを崩すリスクがあります。「やってよかった」と思えるためには、リスクをあらかじめ把握した上で治療に臨むことが大切です。ここでは当院でよくいただく不安に正直にお答えします。

側頭筋ボトックスの注意点とリスク

噛む力の一時的な低下

側頭筋は噛む動作に関わるため、施術後しばらく硬いものが噛みづらくなることがあります。ダウンタイムのひとつとして数週間で回復することが多いですが、食事への影響を感じる方もいます。

こめかみのくぼみ・陥凹

効かせすぎると側頭部がへこんで見えることがあります。こめかみはもともとボリュームが少ない部位のため、特に細面の方は過剰な筋肉量の減少に注意が必要です。当院では「出っ張りだけを整える」設計を心がけています。

頭痛・注射部位の違和感

施術後に一時的な頭重感や注射部位の鈍痛が出ることがあります。多くは数日以内に落ち着きますが、個人差があります。

エラボトックスの注意点とリスク

エラのこけ・たるみの強調

咬筋を効かせすぎると、エラ付近の皮膚・脂肪を支えるボリュームが失われ、たるみが目立つことがあります。40代以降では特に注意が必要です。「減らしすぎない」「たるみを悪化させない」設計が重要です。

笑顔の左右差・表情の不自然さ

周辺の表情筋にボトックスが拡散すると、笑ったときに左右差や動きの不自然さが出ることがあります。表情を自然に保つために、深層注入・触診による位置確認・解剖理解に基づく注入を徹底することが大切です。

代償性に側頭筋が発達する

エラボトックスを繰り返すことで咬筋の働きが抑えられ、その補助として側頭筋に負担がかかり、こめかみが張ってくることがあります。フォローアップ時に側頭部の状態も確認することが重要です。

製剤と投与設計について

当院では、ビエノックス(韓国製ボツリヌストキシン)とアラガン社製のビスタ®をご用意しています。左右差リスクを最小化したい場合や、繊細な調整が必要なケースではビスタ®を選択することがあります。どちらの製剤を使うか、どの部位にどのような設計で打つかは、カウンセリングで筋肉量・骨格・ご希望を確認した上で判断します。

投与量は筋肉量・目的・体質によって個人差があるため、一律に決まっているわけではありません。「まず少なめに様子を見て、次回調整する」という段階的なアプローチを取ることで、過剰投与のリスクを下げることができます。

よくあるご質問

側頭筋ボトックスとエラボトックスの違いについて、カウンセリングでとくによくいただく疑問をまとめました。施術を検討する際の判断材料にしてください。

BiBiクリニックのカウンセリングスペース|大阪・心斎橋BiBiクリニック

側頭筋ボトックスとエラボトックスは同時に受けられますか?

同日に両方の施術を受けることは可能です。エラボトックスによって咬筋の働きが抑えられると、代償的に側頭筋への負担が増すことがあるため、両部位をあわせて治療する設計を選ぶ方もいます。ただし、どちらをどの程度行うかは筋肉の状態やご希望によって異なり、カウンセリングで個別に確認します。いずれの施術もダウンタイムは数日程度が目安ですが、個人差があります。

側頭筋ボトックスのデメリットは何ですか?

主なデメリットとして、噛む力の一時的な低下、こめかみ部分のくぼみ(陥凹)、施術後の一時的な頭重感などが挙げられます。特に効かせすぎると、こめかみが落ちくぼんだような印象になることがあるため、投与設計は慎重に行う必要があります。効果には個人差があり、維持期間も人によって異なります。

エラボトックスをやらない方がいい人はどんな人ですか?

咬筋の発達よりも皮膚のたるみや骨格が主な原因でエラが張って見えている方は、エラボトックスの恩恵を受けにくい場合があります。また、40代以降で頬のボリューム低下がすでに進んでいる方は、咬筋を抑えすぎることでたるみが強調されるリスクがあります。カウンセリングで筋肉量や骨格を確認した上で適応を判断することが重要です。

食いしばりに効くのは側頭筋ボトックスとエラボトックス、どちらですか?

どちらも食いしばりの改善に関与しますが、役割が異なります。咬筋(エラ)は下顎を引き上げる主要な筋肉で、強い噛みしめの力に直接関わります。側頭筋はその補助として働き、こめかみの緊張感や頭重感に影響します。食いしばりが強い方には両方を評価した上で、どちらを優先するか・または組み合わせるかを判断します。効果には個人差があります。

側頭筋ボトックスの失敗例として多いのはどんなケースですか?

よく見られるのは、こめかみへの過剰投与によるくぼみ・陥凹と、周辺筋への意図せぬ拡散による違和感です。また、適応の見極めが不十分なまま施術を行い、期待した変化が得られないケースもあります。解剖学的な理解に基づく注入部位の選定と、投与量の慎重な設計が、こうしたリスクを下げる上で重要です。

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この記事の執筆者

院長 山本 幸一郎の顔写真

院長 山本 幸一郎

高知大学医学部卒業
佐久総合病院で初期研修を修了(幅広い診療科を経験)
養南病院 精神科 勤務(心に寄り添う診療に従事)
美容皮膚科勤務(注入治療を中心に経験を積む)
2024年 BiBiクリニック開業

USMLE Step 1(アメリカ医師国家試験)/日本医師会 認定産業医/ボトックスビスタ・ジュビダームビスタ 公式認定講習修了

確かな技術 × 心に寄り添う医療。
年間6,500症例以上の実績で、”自然で美しい” あなたらしさをサポートします。

精神科医として多くの患者さまの心に寄り添ってきた経験を活かし、
美容医療でも5年後・10年後を見据えた”本当に必要な治療”だけをご提案いたします。
初めての方も、どうぞ安心してお気軽にご来院ください。

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