こんなお悩みの方におすすめ
- ほうれい線やゴルゴラインが深くなり、フェイスラインがぼやけてきたと感じている
- ヒアルロン酸で「たるみ」を改善できるのか、シワを埋めるだけで終わらないか不安がある
- 5年後・10年後も自然に若々しく見える、土台から整えた治療を求めている
「ヒアルロン酸ってシワを埋めるものですよね?たるみには効かないんじゃ…」というご質問を、カウンセリングでよくいただきますよね。
この記事では、たるみにヒアルロン酸を使うときの正しい考え方、どこに・どのように入れると構造的な変化が起きるのか、そして当院の考えるアプローチをできる限りわかりやすくお伝えします。溝を埋めるだけの治療とは、根本的に発想が違います。
たるみにヒアルロン酸が効く、という考え方の根拠
「たるみ=皮膚が垂れ下がっているもの」というイメージが強いせいか、「引っ張るものでないと意味がない」と思っている方が多いんです。でも実際のたるみは、皮膚だけの問題ではありません。骨・脂肪・靭帯・筋膜の複合的な変化が積み重なった結果なんですね。
たるみの正体は「骨と脂肪の経年変化」
加齢によって起きることを整理すると、主に3つあります。
- 骨吸収:頬骨・上顎骨・眼窩縁が少しずつ後退し、顔の「台座」が小さくなる
- 脂肪コンパートメントの下垂:中顔面の脂肪が重力と靭帯の弛緩によってずり落ち、ほうれい線やマリオネットラインとして現れる
- 皮膚の弾力低下:コラーゲン減少により皮膚自体が伸びやすくなる
この3つが同時に進むため、「皮膚を引っ張ればいい」という発想だけでは追いつかないんです。土台となる骨格の容積が減り、その上に乗っていた脂肪が落ちてきている状態に、引っ張りだけで対抗するのは構造的に難しい。
ヒアルロン酸が「土台を支える」メカニズム
ここがポイントです。ヒアルロン酸は単に「溝を埋める充填材」ではなく、失われた骨格の容積を補い、脂肪コンパートメントを元の位置に押し返す「支え」として機能します。
たとえるなら、家のリフォームに近いイメージです。床がきしむとき、床板の表面を貼り直すだけでは根本解決になりません。床下の基礎が沈んでいるなら、そこを補強する必要がある。ヒアルロン酸をどの層・どの場所に入れるかによって、表面の見え方が大きく変わるのはそういう理由です。
特に中顔面(目の下から頬にかけての領域)への適切なアプローチは、ほうれい線の改善・フェイスラインの引き締まりに直結します。
年代別に変化する「たるみの主因」
30代のたるみ
- 脂肪コンパートメントの初期下垂が主因
- 骨吸収はまだ軽度
- 少量のヒアルロン酸で自然なリフトアップが得やすい
- フェイスラインの崩れが「なんとなく」感じられる段階
40〜50代のたるみ
- 骨吸収・脂肪下垂・皮膚弛緩が複合
- 中顔面の容積が大きく失われている
- ヒアルロン酸単独では限界のあるケースも
- 糸リフトや他治療との組み合わせを検討する段階
年代によってたるみの主な原因が違うので、同じヒアルロン酸でもアプローチが変わります。これがまず「たるみとヒアルロン酸の考え方」の出発点ですよ。
BiBi式 若返りカスタムヒアルでの考え方とアプローチ
当院で「BiBi式 若返りカスタムヒアル」と呼んでいるアプローチは、「どの部位にどの製剤をどの深さで入れるか」を個別設計するものです。同じ「ほうれい線が気になる」という訴えでも、原因の内訳は一人ひとり異なるので、パターン化した打ち方ではなく、構造を読んで設計する考え方を大切にしています。
「どこに入れるか」が成否を分ける:中顔面から設計する理由
ほうれい線だけを狙って直接ヒアルロン酸を注入するアプローチは、ある意味わかりやすいですよね。でも、当院ではほうれい線の溝を直接埋めるより先に、中顔面(頬の上部・目の下のゾーン)の容積を補うことを優先することが多いです。
理由はシンプルで、ほうれい線は「中顔面の脂肪が落ちてきた結果として生まれた影」であることが多いからです。原因となっている中顔面の凹みを支えると、脂肪が元の位置に押し戻され、ほうれい線が自然に浅くなる。この順番で考えることが「土台から整える」ということです。
フェイスラインについても同様で、下顎周辺に直接入れるより、頬・こめかみのボリュームを適切に整えることで顔全体の重心が上がり、フェイスラインの輪郭がシャープに見えるようになることがあります。
製剤の選択:部位・深さ・硬さで使い分ける
当院で使用するヒアルロン酸製剤は、部位と目的に応じて使い分けています。たるみや骨格補正の用途で使う主な製剤は以下の通りです。
- ボリューマ:高い粘弾性を持ち、中顔面・頬骨周辺のボリューム補正に適した製剤。しっかりと構造を支えたい部位に向いています
- ボラックス:硬さと持続力のバランスが高く、フェイスラインや顎・顎角部など輪郭形成に使うことが多い製剤
- ボルベラ:柔軟性が高く、皮膚の薄い部位や繊細な調整が必要なゾーンに向いています
「どれが一番いいか」ではなく、「その方の部位・深さ・目的に合った製剤を選ぶ」のが正しい考え方です。精神科医として培った傾聴力と、累計注入6,500件の経験を活かし、一人ひとりの顔の構造を診た上で必要な製剤と量をご提案しています。
「ダウンタイムを短く、自然に」のための設計
ヒアルロン酸でたるみにアプローチするとき、どうしても「腫れが目立つのでは」という不安がありますよね。ダウンタイムは製剤の種類・注入部位・深さ・手技によって大きく変わります。
当院ではカニューラ(鈍針)を用いることが多く、皮下組織へのダメージを最小限に抑えながら広いゾーンにアプローチする手技を採用しています。腫れ・内出血のリスクを下げつつ、ナチュラルな仕上がりを目指す設計です。5年後・10年後を見据えたとき、一度で大量に入れるより、少量ずつ積み重ねていく方が顔の印象が自然なまま維持できると考えています。
ヒアルロン酸リフトで後悔しないために知っておきたい注意点については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ヒアルロン酸リフトの失敗・後悔を防ぐために知っておくべきこと
たるみへのヒアルロン酸:カウンセリングから施術の流れ
初めてヒアルロン酸でたるみにアプローチしようと考えたとき、「どんな流れで進むのか」がわからないと不安ですよね。大阪・心斎橋の当院でのカウンセリングから施術後のフォローまでを、ステップに沿って解説します。
カウンセリング〜施術当日の流れ
無料カウンセリング(30〜45分)
お悩みの整理・顔の構造の確認・現在のたるみの主因がどこにあるかを診察します。「何ccで何本」という提案ではなく、「この部位から整えると自然に変わる」という設計をご説明します。
施術プランの確定・同意取得
リスク・ダウンタイム・期待できる変化の範囲についてしっかりご説明します。疑問点はこのタイミングでご質問ください。同意いただいた上で施術に進みます。
麻酔(クリーム麻酔)
痛みに敏感な方が多いため、クリーム麻酔を塗布して十分に浸透させます。痛みの感じ方には個人差がありますが、施術中の不快感を最小限にする準備をします。
注入施術(15〜30分)
設計した部位に、選定した製剤を丁寧に注入します。注入後その場で鏡で確認いただき、左右差の微調整を行います。
施術直後の確認・アフターケア説明
腫れ・内出血が出た場合の経過の目安、自宅での過ごし方(当日の激しい運動・飲酒・顔のマッサージは避けていただくなど)をご案内します。
1〜2週間後:完成形の確認
ヒアルロン酸は注入直後より数日〜2週間かけて馴染み、自然な仕上がりに落ち着きます。気になる点があればこのタイミングでご相談ください。
こんなケースは特に注意が必要:リスクを正直にお伝えします
腫れ・内出血
注入直後に腫れや内出血が生じることがあります。部位や個人差によりますが、数日〜1週間程度で落ち着くことがほとんどです。大事なご予定の直前は避けることをおすすめしています。
左右差・仕上がりの違和感
元々顔には左右差があります。施術後に「以前から気になっていた左右差が気になりやすくなった」と感じる方もいます。カウンセリングで事前に左右差をご確認いただいています。
過剰注入による不自然な仕上がり
一度に大量のヒアルロン酸を入れると、顔が「膨らんで見える」いわゆる「フィラー顔」になるリスクがあります。当院では少量から段階的に調整するアプローチを基本にしています。
血管塞栓(まれ・重大リスク)
ごくまれに、ヒアルロン酸が血管に入り込むことで皮膚壊死・視力障害などの重篤な合併症を起こす可能性があります。解剖学的知識と慎重な手技によってリスクを最小化していますが、ゼロではないことをお伝えしています。
効果の持続期間には個人差がある
ヒアルロン酸の持続期間は製剤・部位・代謝の個人差によって幅があります。「どのくらい持つか」は一定の目安はありますが、個人差があることをご理解ください。
料金の考え方と、費用対効果の見方
「たるみへのヒアルロン酸にどのくらいかかるか」という点は、多くの方が気になるところですよね。当院では、使用する製剤・注入するゾーンの数・設計の複雑さによって料金が異なります。「とにかく安く済ませる」という方向より、「必要な部位に適切な量を設計する」ことで、コストパフォーマンスの高い結果につながると考えています。
具体的な料金の内訳や相場については、以下の記事でまとめています。
ヒアルロン酸リフトの料金・費用の考え方|相場と注意点
30代女性の症例
| 施術内容 | ヒアルロン酸注入術 |
|---|---|
| リスク・副作用 | 内出血、腫れ、痛み、左右差、感染、アレルギー反応、塞栓など |
| 価格 | モニター ¥121,200 / 通常 ¥151,200 *投稿時点 |
| 回数 | 1回 |
| 施術時間 | 約10分から30分 |
よくあるご質問
カウンセリングでよくいただく質問を5つまとめました。「聞くのがちょっと恥ずかしい」という基本的な疑問もここで解消していただければと思います。
Q1. ヒアルロン酸でたるみは本当に改善できますか?
A. 「たるみの種類」と「原因の内訳」によります。骨吸収・中顔面の脂肪下垂が主因の場合、ヒアルロン酸で土台の容積を補うことでほうれい線の改善やフェイスラインの引き締まりが見込まれます。ただし皮膚の弛緩が主因の場合は、糸リフトや他の治療との組み合わせが有効なことも。カウンセリングで原因を確認した上でご提案しています。
Q2. ほうれい線に直接ヒアルロン酸を入れることと、中顔面に入れることはどう違うのですか?
A. ほうれい線に直接入れると「溝を埋める」効果はありますが、原因となる中顔面の容積低下が解消されないため、見た目が不自然になりやすいケースがあります。中顔面から設計すると、脂肪が押し戻されてほうれい線が自然に浅くなる効果が期待でき、顔全体の印象も自然に変わりやすいのが特徴です。
Q3. ダウンタイムはどのくらいかかりますか?
A. 腫れや内出血の程度・持続期間には個人差がありますが、軽度の腫れは数日〜1週間程度で落ち着くことが多いです。カニューラを用いた手技によって内出血リスクを抑える工夫をしていますが、まったく出ないわけではありません。大切なご予定の直前は施術を避けていただくことをおすすめしています。
Q4. ヒアルロン酸だけで対応できない場合はどうなりますか?
A. 皮膚の弛緩が強い場合や、たるみの程度によってはヒアルロン酸単独では限界があることをカウンセリングでお伝えしています。その場合は糸リフト(スレッドリフト)や、他の治療機器との組み合わせをご提案することもあります。無理にヒアルロン酸だけで対応しようとすると過剰注入につながるため、正直にお伝えすることを大切にしています。
Q5. 一度入れると元に戻せませんか?やり直しはできますか?
A. ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという溶解剤で溶かすことが可能です。「入れたら取り返しがつかない」ということはなく、仕上がりが気になった場合は修正・溶解の対応もできます。ただし溶解処置にも技術と知識が必要なため、信頼できるクリニックで最初から施術を受けることが一番の安心につながります。




